少し遅くなってしまいましたが、4/28にファミリー&フレンズ子どもファーストエイド講習会を横浜市本郷台で開催しました。
参加者は保育士さん、学校の養護教諭の先生、マウンテンバイクのインストラクターさんと子どもに非日常的に接する人達でした。
子どものファーストエイドと聞くと皆さんは何を想像しますか?
きっと、子どもが海で溺れた時の対応、、
公園の遊具から落ちた時の対応、、
火傷した時の対応、、、
手のけがをした時の添え木、、
三角巾の使い方、、
といった答えが一般的ではないでしょうか。
もちろん、様々な処置はファーストエイドに含まれます。
しかし事故などが起きてからの対応では遅くありませんか?
海で溺れる前や、遊具での事故が起きる前、火傷をする前に私たち、周囲の大人が出来ることがあるのではないでしょうか。
残念ながら日本では
「怪我をしたから対応ができる」といった概念がファーストエイドに対する一般的な見方となっています。
実は
ファーストエイドには
「予防、予知」
「安全確認」
「緊急通報」
「評価」
「処置」
が含まれているのです。
一番、大切なのは事故を起こさない環境づくりであって、起きるかもしれない環境を事前に察知し前もって対応することです。つまりは「予防、予知」がポイントになります。
(だって、お風呂で溺れた時の対応をやるよりも、溺れないためにどうするかを考えた方がいいですよね。)
講習会ではオプションとして、予防、予知を発達段階(乳児でのベッド上での危険や幼児や保育園児など)に合わせて危険予測のディスカッションを行っています。
まずは各年齢の発達段階の特徴の理解、
そしてこの年齢の子どもならばどのような危険があるか。を考えていきます。
たとえば、
5歳(イメージが湧かない人はクレ●ンし◎ちゃんくらいと想像してください)の子どもと一緒に写真の場所に遊びに行ったとき、どのような危険がありますか?
その危険を回避するために、あなたは何をしますか?
どのような危険回避の方法が考えられますか?
といった流れです。
「予防、予知」の大切さ、リスク回避の重要性をしっかりと学習し、
その後に安全確認、緊急通報のやり方、そして簡単な全身状態の観察方法
最後に個別の対応(火傷など)を講習会では行います。
受講生さんからも、予防、予知の重要性について、すごく考えさせられた、予防について、もっと考えていきますといった感想を頂きました。
今までの子どもファーストエイド講習会とは、一味違った講習を受講しに横浜までいらっしゃいませんか?
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