2月24日子どもの救急法フルコース!開催


2月24日(日)、子どもの救急法フルコースを開催しました。

参加者は子どもが生まれたばかりのお母さんから、保育園勤務の看護師さん、訪問看護師さん、医学部、看護学部の学生さんと多彩な背景をもつ方々が参加されました。

参加者の中には、会場まで2時間以上電車に揺られ参加された方もいました。

ほんとに、皆さん、ありがとうございました。

さて、コースの内容の一部を少しお話します。

今回は、家族・友人向けの心肺蘇生法と応急手当でワークショップを展開しました。

 

応急手当のイメージは皆さん、どのように思っているでしょうか・・・
よく聞かれるのが、怪我の処置や包帯のやり方といった内容かと思います。

 

もちろん、それらも応急処置の一部ですが、大切なのは応急手当の根幹部分をしっかりと意識することと思っています。

例えば、包帯のやり方や「やけどにはこのように対応する」「打撲には~」といった各論を学ぶことだけではなく、評価の基礎の視点を身につけることとです。

 

評価の基礎の視点は呼吸・循環・神経学的所見(意識レベル)が大丈夫かどうか。

この視点を持つだけでも、様々な場面で応用が可能となります。

 

その練習をワークショップ内で繰り返し、繰り返し行い身につけていきます。

 

そして、その技術を活かすことを学習するために、実際の現場を想定したシナリオベースで学習していきます。

 

今回は、「学生サークル4人で森林公園に遊びにいきました。アスレチックなどで体を思う存分、動かしたあと、次は長距離滑り台に行こうと、4人が向かうと、滑り台の方から大きな物音がしました。音に気づき、その場に向かうと、子どもが2人倒れ、そばには母親らしき人が呆然と立ち尽くしています。さあ、どうしますか。」
といったシナリオをいくつか準備し、ディスカッションを交えつつ行いました。

 

4人の中で役割分担をどうするのか

子どもはなぜ倒れていたのか

立ち尽くす母親にはどのように声をかけるか

泣いている子どもにはどのように声をかけるか

救急車の誘導は・・ここの場所って・・・

AEDはどこに・・あったっけ?

119番は誰がかける・・どうするのか・・・

などなど

一つのシナリオの中に多くの気づきがありました。

 

次回は3月17日(日)10~18時で開催予定です。
皆様の参加をお待ちしています。

 


コメント: 8 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    おーかわ (火曜日, 26 2月 2013 22:29)

    今回参加させていただき本当にありがとうございました!
    初めての応急手当、そして子どもに対しての勉強、学ぶことなど収穫がたくさんあった一日でした。今まではBLS,ICLSなど常に心停止した傷病者・患者さんを相手にしていたので声掛けから安心してもらうにはなど子どものみの対応だけではなく親の人にもどうやったら信頼してもらえるのかを考えさせられる一日でした。これからも勉強を続けて今後に生かしていきたいです。
    本当にありがとうございました!!!

  • #2

    管理人 (火曜日, 26 2月 2013 22:44)

    おーかわ様。
    コメントありがとうございます。
    こどもが傷病者のとき、そばにいる保護者への説明が重要になってきます。
    そして、子どもに対して応急手当を実施する時に強い味方になるのが、親でもあります。特に幼児では人見知りなどがあるため、両親の協力を得る事がキーポイントでもあります。

    お時間がありましたら、ぜひ、見学にいらしてください。
    ありがとうございました。

  • #3

    やまて (水曜日, 27 2月 2013 12:01)

    先日はとても有意義なコースを開催していただき大変ありがとうございました。
    これまでは主に大人の救急を学んできましたが、医学生として、そして、1児の父親として、子どもの救急について学んでみて、いろいろと考えることの多い一日でした。
    今回学んだことを活かして、普段からもっと意識づけをしていかなければと思いました。
    今年は子どもの救急を重点的に学びたいので、今後もお世話になるかと思いますが、どうぞ宜しくお願いいたします。

  • #4

    管理人 (木曜日, 28 2月 2013 03:29)

    やまて様。
    ワークショップ参加、ありがとうございました。
    子どもの応急手当の技術内容は成人と大きくは変わりませんが、対象が子どもであることを考えると、子どもへの接し方や話しかけ方、家族への配慮といった技術以外の面が重要になってきます。講習ではその点を含めてお伝えしていきました。やまて様が父親であることからも、きっと子どもへの接し方や、事故の考えなど、少しでもお役に立てたのであれば幸いです。
    今後も子ども関連の講習会を市民〜医療従事者まで幅広く展開していきますので、またのご参加をお待ちしております。

  • #5

    なかむら (木曜日, 28 2月 2013 23:09)

    わかりやすく楽しい講義ありがとうございました。
    4月から小児科中心に活動を始める上でとても勉強になりました。
    また参加させていただきます!
    プチ妄想も続行中です。

  • #6

    わたなべ (金曜日, 01 3月 2013 07:00)

    先日はとても、充実した1日をありがとうございました。今迄、対象が大人ばかりで中々対象を子供のセミナーが無く勉強になることばかりでした。これから子供の成長に合わせ心配も増す中で心構えができる様になればと思います。子供を持つ親皆が勉強する様になれば良いですよね~(=^ェ^=)

  • #7

    管理人 (土曜日, 02 3月 2013 23:41)

    なかむら様
    ありがとうございました。また、ぜひ見学、復習参加にいらしてください。
    BLSヘルスケアプロバイダーコースは
    現在は定期開催はしていませんが、ご希望がありましたらご連絡ください。2、3名で出張開催が可能です。

  • #8

    管理人 (土曜日, 02 3月 2013 23:47)

    わたなべ様
    ご参加、ありがとうございました。
    そうですね、子どもがいる親が勉強する環境、とくに勉強する場所とし当会が一つの選択肢になればと思っています。
    機会がありましたら、ぜひ、またいらしてください。