PALS受講前の準備&疑問解消!

 看護師にとっては、まだまだ敷居の高いPALSコースですが、実はその認識は間違いです!そこで、このページでは、PALS受講前に何を準備したらいいのか、何をすればいいのかの指針を示すとともに、様々な受講生さんからの疑問にお答えします!

 


PALSの事前学習

 

まずは、何の事前学習があるのかですが、PALSプロバイダーマニュアルG2010のp3をご覧ください。

受講前の準備として何を学習すればいいのかが記載されています。

 

・受講前の自己評価

・BLSスキルの習熟

・コア心電図リズムの判定および、判読

・基礎薬理

・臨床シナリオへの知識の応用

 

 


<受講前の自己評価>

 

受講前の自己評価は、PALSテキストのp-iiに記載のあるウェブサイトにアクセスし、pdfをダウンロードし行います。内容は、心電図判読と薬理、実践応用の問題になります。

 

まず、初めにこのpdfをダウンロードして、問題を解き進めます。

 まず、全問題が解る人いません・・・(けっこう難しいので・・・なんでこんなに難しいの?)

 

そして、間違えた問題はテキストの参照ページがあるので、そのページに戻って、知識を確認してください。その解答を暗記するのではなく、なぜ、その問いの答えがそうなったかの根拠をしっかりともってください。

 

それだけでも、かなりの力になるはずです。

 

 


<BLSスキルの習熟>

 

「優れたBLSはALSの基礎である」PALSテキストp3に記載があるように、質の高いCPRができることは必須条件となります。

 

コースの初めには、テキストp234,236にある

・小児の一人法CPRと二人法CPR,AED操作

・乳児の一人法CPRと二人法CPR

の実技試験が実施されます。

 

これにパスしないと先に進むことができません。

必ず質の高いCPRが実施できるように確認をしておいてください。

原則、PALSコースでは練習の時間は設けないのでご注意ください。

 

この項目はPAERSコースでも一緒です。

 

手技が不安な方は、当会のBLSコースへの復習参加やコース受講をお勧めします。


<心電図リズムの判定>

 

苦手な受講生が多いのではないかと思います。

PALSでは、事前自己評価にある8つの波形について確認をしてください。

テキストp145~に説明もあるので、そこを参考にするとよいです。

 

ポイントは、PLASコアケースで扱う

・心停止コアケース)波形のVF、無脈性VTとPEA(無脈性電気活動)、心静止アルゴリズム(テキストp155)で、なぜショックが必要と不必要に分かれてるのか。

・頻脈コアケースでのアルゴリズムにおける波形の判断基準

・小児の除脈の認識

といったところかと思います。

 

PALSコースでは、心電図リズムの判定が事前学習を通じて、ある程度できるという前提の元、進行していきます。


<基礎薬理>

 

受講前自己評価の内容及び、

心停止、頻脈、除脈で使われる薬剤の薬理と容量を確認しておいてください。

 

アドレナリン、アデノシン、アミオダロンといった薬剤を各アルゴリズムのどのタイミングで使用するのかがポイントになります。


<臨床シナリオへの実践的応用>

 

心電図リズムの判定、薬剤、テキスト内容などを総合して、どの知識をどのように使うかを確認しておいてね、、という項目です。

 

・PALSの体系的評価アプローチ

 PALSでは体系的評価アプローチに沿って、子どもの評価、判定、介入を進めていきます。

テキストでは、パート2になります。

全体像は、テキスト258,259になります。

 

①第一印象で、CBCを評価し、致死的な問題か否かを迅速に判断します。

 G2005で初期評価と呼ばれていたもので、数秒間で判断するパッとみた印象です。

②問題がありそうならば、応援要請し、モニター、ルート類、酸素投与を行います。

③1次評価に進みます。

 1次評価では、ABCDEの各種項目に沿い評価を行い、判定、介入を行っていきます。

  とたとえば、呼吸に問題がありそうならば、呼吸状態の重症度とタイプを判定します。

   そして、判定に適した介入を実施します。

④1次評価での評価、判定、介入を実施しつつ、2次評価(SAMPLE)および身体診察を実施します。

 これにより、より問題のタイプと原因の精度を高めていきます。

⑤必要に応じ、レントゲン検査などを行います。

 

これらを職務範囲内に応じ、実施していきます。

実習内容は、テキストp246~を参照ください。このチェックリストに沿い演習を行います。

 

・心停止・頻脈・除脈アルゴリズム

 アルゴリズムの一連の流れと薬剤等の使用タイミングを理解してください。

 


<最後に>

 

この事前準備についてのウェブ記載は、当会オリジナルのものです。他団体での受講の際は、御注意ください。

また、AHAの求める事前学習はPALSプロバイダーマニュアルp3にある内容となります。あくまでも、受講生のための事前準備に関するアドバイスですので、御了承ください。